2012年10月18日

福岡県直方市に計画中の産業廃棄物最終処分場について、説明会参加報告

直方市は飯塚市と北九州市の間にある市です。
この市において、新たな産業廃棄物最終処分場計画が持ち上がり、そこに放射性汚泥が持ち込まれるかもしれないという情報が福岡に走りました。
ハイキブツバスターズメンバーもすぐに、この件の担当である福岡県庁に電話しました。

がれき問題も担当している廃棄物対策課の山本係長に繋がれ、質問すると、放射性汚泥の搬入はゼロとは言い切れないとの答えでした。
その為メンバーは、業者主催の、福岡県廃棄物対策課計画指導係が参加する説明会に参加しました。

説明会は10/14(日)13時半から17時過ぎまで、直方市にあるユメニティのおがた大ホールで開催。
当記事執筆メンバーは質疑応答(14:40〜17:00)のみ参加した為、ここでは質疑応答部分の概要をご報告致します。

事業主は福岡エコクリーン株式会社。検索しても情報が出て来ずHPもありません。
説明会では10年前から準備室を立ち上げたとの回答。質疑の中では、関東の方にも沢山支店をお持ちの様ですが、というくだりを否定しませんでした。

ユメニティのおがた大ホールのだだっ広い会場の客席にはたった30名が参加。
会場入ってすぐの所に三脚でビデオカメラが設置され壇上方向を撮影、ビデオカメラを手にしたスーツ姿の男性一人が壇上からずっと、質問する人、回答する人の方にカメラを向け撮影していました。

どのように説明会を告知したのかの問いには、周辺住民全戸に地区長を通じて知らせたとの回答。
回覧板などでの告知だった様で、質疑で発言したのは計画予定地の中泉地区の方は2〜3人のみ、後はその他の直方市民、飯塚市民、北九州市民。
中泉地区の方のみならず、多くの参加者が、説明会周知の怠りについて県と業者に非難の声を上げました。

質疑では、北九州市のがれき焼却灰は持ち込まれることはない、放射性物質を含むようなヘンな物は扱わない、医療用廃棄物も扱わないと、
仕入れる廃棄物については放射性物質検査は義務付けられていないし、自社側でも検査はしない、と福岡エコクリーン株式会社社長が回答。

処分場は響灘と同じ管理型。地中埋設ゴムシートの厚さは1.2mm、耐用年数は50年。
耐用年数は実際にはもっと延びると思っている、と技術協力会社の三ツ星ベルトの方が回答。

当日配布資料以上の情報は、請求すれば提供する、
HPに当日使ったスライドデータなどをUPして貰えないかの問いには、まだ計画段階ですので公表出来ませんと回答。

最後、壇上で県の計画指導係の方と社長が数分立ち話で協議。
その後その場で県計画指導係の方が、「今協議した結果、資料はきちっと提示させる事、住民からの意見書に回答する事、住民との協議を行う事を約束させた」と発表。

意見書について県から説明があり、10/29(月)締切で、福岡県嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所宛てに送付して下さいとの事。
この締切はこの会場からの分で、今後開かれる会場からの分はまた違う締切で受け付ける、意見書の形式様式は何でも良いので、意見や質問を送って下さいという呼び掛けがなされました。

質疑の中で放射性物質についての質問は多数寄せられましたが、そのようなヘンな物は入れる予定はない、専門家ではないので今は答えられない、この辺りは意見書で聞いて下さい、文書で回答します、という答えに終始。
意見書を出さなければ、これらの質問については答えを得られないと思わされる回答でした。

福岡県嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所
〒 820-0004 飯塚市新立岩8−1 飯塚総合庁舎 2階
所属代表窓口 電話番号:0948-21-4911 FAX番号:0948-24-0186
kahokurate-hhe@pref.fukuoka.lg.jp

この事業主と事業計画は、非常に怪しく危うい部分を含んでいる印象が否めません。
皆様、意見書・質問書の送付を是非お願い致します。

今後の説明会の予定については来週初めにも小竹町(処分場申請地の3km圏内)での説明会日程を決め、お知らせをするとの事でした。

今回の説明会は、紛争予防条例に基づいた事業計画の説明会であり、この条例の為の説明会は今回で完了。次回からは地元住民との合意形成の為の、より小さな範囲での説明会を開催していくことになるという説明がありました。

配布された資料内のいくつか内容を以下に記します。これらの企業名を名乗る方々が壇上に8名上っていました。

事業主:福岡エコクリーン株式会社
福岡市博多区博多駅東2丁目5−1アーバンネット博多ビル4階

設計:コサック・建設コンサルタント有限会社

技術協力会社

株式会社サンコービルド
本社:福岡市博多区博多駅前1丁目31−17東宝住宅福岡ビル10F

株式会社ダイキアクシス
本社:松山市三沢1−9−1 福岡支店:糟屋郡志免町田富1−1−1

三ツ星ベルト株式会社
神戸本社:神戸市長田区浜添通4丁目1番21号

産業廃棄物処理施設の種類:
法施行令第7条第14号(ハ)に規定する最終処分場【産業廃棄物管理型最終処分場】
処分場設置予定場所:直方市大字中泉1298番1 外21筆
埋立面積:58,650平方メートル 埋立要領1,430,621立方メートル
処理方法:アースフィルダム方堰堤による船底型の陸上埋立処分
処理に伴い当該施設より排出される排水水量:放流水量:350立方メートル/日
調整値容量:10,000立方メートル

処理する産廃物の種類
1 燃え殻 2 汚泥 3 廃プラスチック類 4 紙くず 5 木くず 6 繊維くず
7 動植物性残さ 8 ゴムくず 9 金属くず 10 ガラスくず等 11 鉱さい
12 がれき類 13 ばいじん 14 政令第2条第13号廃棄物(産廃の残さ)
以上14品目

※3,4,5,6,10,12については、石綿含有産業廃棄物であるものを含む。
(特別管理産業廃棄物であるものを除く。)

配布物からの転載は以上です。

産廃最終処分場は今後、全国で本当に深刻な問題になっていくと思われます。地域住民が監視していく必要があります。今回の問題とは別に各地でどんどん同じようなことが起きることが予想され、既に多くは進行中と思われます。

この件に関しても、ハイキブツバスターズでも出来る事を取り組んでいけたらと思います。
皆様どうぞ宜しくお願い致します。
posted by ハイキブツバスターズ北九州 at 03:24| がれき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。